THE OLD GOOD DAY

癒しの唄で、心の琴線に触れた
人は多感な青春時代に聴いた曲を
-------いつも聞きたがっている!------
お年寄りの皆さんの年齢は80歳~90歳以上になります。終戦70年になる今年2015年"から考えると,終戦当時のお年寄りの皆さんの年齢は10歳~20歳となります。昭和大恐慌-第2次大戦(大東亜戦争)-占領時代、彼ら彼女たちの青春時代は”日本の混乱の歴史の”ド真中”にあったことになります。
”語り部”として、この時代を”語る”のに、私に歴史知識があまりに不足していました。学校では 今日に繋がるいちばん重要なはずの歴史を教えていないのです。戦国時代や明治維新に詳しくとも、この時代へ繋がる 明治・大正そして昭和の時代を知らなくては 今日を語ることはできません。遅蒔きながら、この年になって、しっかりと学ぶ努力をはじめました。
お年寄りの皆さんは、
①大正12年の関東大震災に前後して生まれ---。
②昭和初期に起こった世界バブル崩壊→昭和大恐慌という経済大混乱の中で、親御(おやご)さんに守られながれ幼児期を過ごし---。
③これをきっかけに国は国民窮乏を名目に海外に進出を強化し。国民の10人に1人は海外移住して生活していました---。
④日中戦争から大東亜戦争(第2次世界大戦)。世界の最強国 アメリカとの無謀な戦争に負けるまで、アジアの強国の道をひたすら走りつづけ、そして敗戦---。
⑤マッカーサーによる占領期間 約7年間---。
⑥隣の国で行われた”朝鮮戦争”を契機に 豊かな高度経済成長時代に時代は変わっていきます。
まさに激動の時代の只中を生きてきた人たちです。特に大東亜戦争の末期から、終戦、GHQマッカーサーの占領までは、大変な労苦の時代であったことが想像されます。そして、その労苦の中に皆さんの青春時代がありました。
ある時期、ラジオから流れていた曲は”戦意を高める目的でつくられた軍歌”が中心でした。でも たとえ流行歌の放送を国が禁止しても、人々の心を捉えた唄の多くは、口伝てに唄い継がれていきました。幼い妹や弟を背負いながら唄っていたかも知れません。
そんな時代の匂いを 唄と語りで 感じてもらえればと思っています。
軍歌もたくさん唄います。流行歌も唄います。民謡も唱歌も童謡も唄います。唄の中に”心の琴線に触れられる何かがあるはずです。